Movable Type 9の初見レビュー

昨日5/1(木)にデベロッパープレビューの修正版 9.0.1の提供が開始されました!

この修正版で前回の記事で紹介した Perl 5.16 だとインストールできなかった問題が解消されましたので、少し古い環境でも動かすことができるようになりました。
でも、今後のバージョンアップなども考えると古い環境で運用しているクライアントさんにはサーバー移転やMTクラウドへの移行など提案はしておいた方がいいかもですね。

ようやくMovable Type 9少しさわってみた

管理画面のインターフェースが改善され、「検索」「サイト一覧」「システム」「ユーザー情報」が画面の右上に集約、固定化されました。
「検索」は運用側でも開発側でもよく使われる機能で、前バージョンまでは左メニューにあり、クリックすると検索ページに遷移でしたが、MT9からはモーダルで表示されるようになり、より素早く検索できるようになってます。

スムーズに検索ができるように

画面右上の虫眼鏡マークをクリックすると、上記のように検索ボックスが表示されすぐに検索できます。

「検索」で気になったところ

検索対象を記事やテンプレートなどに変更しても、コンテンツタイプがグレーアウトされるだけで表示が残っている。
前バージョンでは、コンテンツデータタブ内でのみ表示されており、検索対象を変更した時はコンテンツタイプは表示されていなかった。
この仕様のままだと、運用側のクライアントから記事で、コンテンツタイプの選択が変更できないというような、よくわからない質問きそうな予感。。。

サイトの移動も楽に

虫眼鏡の右側のウィンドウマークのボタンをクリックすると、以下のようにモーダルでサイト一覧が表示されるように。

親サイトと子サイトでサイト名の左側のマークが違うので、一目で親なのか子なのかが分かるように!
これは開発側としてちょっとうれしいです。

サイトの移動で気になったところ

子サイトの編集権限しかないユーザーで見た時、親サイトが表示されているのが気になりました。

新規作成もスムーズに

左メニューの一番上に「新規作成」メニューが追加され、コンテンツデータ、記事、ウェブページの新規作成がまとめられ、コンテンツ作成がしやすくなりました。

もちろん、前バージョンまでの新規作成方法は健在なので、クライアントの運用に支障はでないと思います。
ですが、コンテンツデータの新規作成は、前バージョンまではコンテンツメニューからコンテンツデータを選択してから、やっと新規作成が出てくるので、MT9からは楽になりそうです。

リッチテキストエディタが変更

TinyMCEからTiptapベースに変更されました。

最近はブロックエディタメインが増えて、リッチテキストエディタ運用してもらっているクライアントも減ってきてますが、まだまだ利用しているクライアントもいます。
クライアント側からするとぱっと見はほぼ変わらないので、機能的に過不足がなければ問題はなさそうです。

TinyMCEをゴリゴリにカスタマイズしているクライアントの場合は、運用をどうするかなど要検討が必要そうですが。。。

簡単なカスタマイズであれば、MTのシステムメニューから変更できるようで、これはTinyMCEから大きな変化ですね。

リッチテキストエディタで気になったところ

表の挿入で表示されるメニューが縦長に。。。cssでしょうね。

その他気になったところ

コンテンツタイプの新規作成画面のパンくずと名前の間が。。。

あとこれは前から入っていた標準のプラグインですが、
テンプレート作成画面の右側のコンテンツタイプ情報枠の表示、非表示を設定できるプラグインですが

プラグイン設定画面で、チェックボックスのチェックを全部外してみても、表示されたままでした。。

「Others」にチェックボックスにないテンプレートの種別名を入れれば、そのテンプレ作成画面でコンテンツタイプ情報が出ると思い、「ウェブページアーカイブ」と入れてみるものの、表示されなかった。。。

mtif分岐などで利用する値にしてもダメでした。

一番やりたいのはテンプレートモジュール作成画面でコンテンツタイプ情報が出ててくれると大変助かります。
いまは別のインデックステンプレートを別タブで開いて、そっちのタブでコンテンツタイプ情報を確認しながらやってます。

ということで、最後はちょっとMT9とは関係ない感じでしたが、ざっと触った感じの感想でした。
テンプレ作成とかはガッツリしないですが、またちょこちょこ触っていきたいと思います。

それではまた!

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MovableType9 デベロッパープレビューのインストール失敗→成功